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2008年06月10日(火) 13時35分

<秋葉原通り魔>有害情報規制に努力 増田総務相毎日新聞

 東京・秋葉原の通り魔事件で、加藤容疑者が事件までの経緯を携帯電話サイトの掲示板に書き込んでいたことが、10日午前の閣議後の閣僚懇談会で取り上げられた。

 石破茂防衛相が「『これから人を殺します』と犯行予告が出ている。技術的に察知してアクションが取れないのか」と指摘したのに対し、増田寛也総務相がネット上の有害情報の規制策について「努力してみる」と応じた。また、泉信也国家公安委員長は「できる限り情報を入手できるように、警察庁が9日付でインターネット接続業者に通達した」と説明した。また、泉氏は、殺傷力の高いダガーナイフの規制について閣議後会見で「一般に使う家庭の主婦が持っている包丁もあるので、慎重に考えなければならない」と述べた。

 渡海紀三朗文部科学相は閣議後会見で「今の子どもはキレるといわれるが、脳科学で解明したい」と述べた。近く発足させる発達と徳育に関する調査研究会で、脳科学者や発達心理学者を集め、幼児期の脳の働きと行動について解明に乗り出す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080610-00000047-mai-soci