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2008年06月10日(火) 12時34分

閣僚懇談会で、犯行の「ネット予告」への対応求める声産経新聞

 10日午前の閣僚懇談会で、東京・秋葉原の無差別殺傷事件の加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が携帯電話のインターネット掲示板に犯行を予告する内容を書き込んでいたことについて、未然に防止する方法を検討すべきとの意見が出た。福田康夫首相はこの後、泉信也国家公安委員長に対し、動機や社会的背景の徹底解明を改めて指示した。
 閣僚懇では石破茂防衛相が「犯行予告を察知してアクションがとれないか、検討するべきではないか」と発言。増田寛也総務相が「努力してみる」とこたえたほか、泉委員長も情報収集を強化するよう各県警本部に指示したと報告した。
 これに対し、町村信孝官房長官は同日午前の記者会見で「すぐに結論が出る状況にはない」と述べた。

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■写真で見る「秋葉原・通り魔事件」

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