「大変申し訳ない」と容疑者の父＝母は無言、泣き崩れる−秋葉原無差別殺傷（時事通信）

2008年06月10日(火) 21時31分

　東京・秋葉原の無差別殺傷事件で逮捕された加藤智大容疑者（25）の両親が10日午後、青森市内の自宅玄関先で、事件後初めて取材に応じた。父親（49）は「息子が重大な事件を犯しまして、亡くなられた方、けがをされた方、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
　母親（53）は終始無言。両手に持っていたタオルを強く握り締めた後、その場に泣き崩れた。
　父親は「事件の重大さからすると、社会に与えた不安もかなりあると思い、大変申し訳なく思っております」とうつむきながら話した。
　遺族や被害者に対し「いま謝っても十分ではないと思います。私ができることは、具体的にまだ申し上げられないというのが現在の心境」と涙を浮かべた。　

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