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2008年06月10日(火) 15時59分

深夜の電車輸送に再度密着オーマイニュース

 首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス、本社:東京・台東区)では、TX-2000系を増備することなった。うち2編成12両が完成し、このほど輸送が行われた。この模様は、6月5日に既報のとおりである。

 今回、4日間続いた、6月7日未明の最終日3両分のトレーラー輸送について再度密着取材した。

出発から到着までの様子はこちらからどうぞ

 新車両は、JR土浦駅(貨物取扱駅)にて大型クレーン車によりつり上げられ、車体から台車が分離される。車体はトレーラーに、台車やパーツなどはトラックへ積まれ、輸送準備を待つ。

 交通量も少なくなった深夜。土浦駅から約32キロ離れた、つくばみらい市にあるTX総合基地へと向かう。この間、約2時間。先導車数台のあと、重量約45トン・全長約30メートルの車体を積んだトレーラーが走る。最後部には台車を積んだトラックが続く。隊列は約100メートルだ。1日に1両分ずつ、3回の輸送である。

 まずJR土浦駅を出発した隊列は、いきなりの難関場所にさしかかるため、隊列1両分ずつ出発していく。この難関、車両が通過すると対向車両が通れない狭い道。その上、上り坂が続く。

 登りきると片側2車線の道幅の広い道路を走る。右折して国道125号線に入る際、かなり大回りで曲がる。そのため、3両はそれぞれ時間をずらして、側道より本線へ入っていく。

 その後国道354号線に入り、しばらく片側2車線の道幅の広い道路を走る。しばらくすると片側1車線。これから自らが走るであろう「つくばエクスプレス」の線路高架下を通過し、国道354号線から国道294号線に入る。

 ここの左折時にも、かなり大回りして曲がっていく。国道294号線を走り、片側2車線の広い道路をしばらく走ると、総合基地へ続く道幅の狭い道路に入る。そして、総合基地に到着した。

 通過地点各所には、誘導者も配置され、隊列が通過した際は、すごさが感じられた光景であった。

 4日間続いた深夜に行われる大掛かりな電車輸送作戦は、これにて終了した。

(記者:勢 芳明)

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