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2008年06月10日(火) 13時57分

「ダガーナイフ」銃刀法改正も検討へ読売新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で使われた「ダガーナイフ」は、人気ゲームで主人公が使う武器として登場するなど、若者の人気アイテム。

 もともと戦闘用に開発されたこともあって殺傷能力は高いが、現在の銃刀法では所持しているだけでは罰することができない。今回の事件を機に、警察庁は「実効性ある対策が必要」として銃刀法改正も視野に入れ検討を始めた。

 加藤智大容疑者が使ったのは刃渡り約13センチのダガーナイフ。ダガーナイフは両側に刃がついているため実用には向かない。

 現行の銃刀法では刃渡りの長さでナイフの危険度を判断。刃渡り6センチを超える刃物は正当な理由なく持ち運びできないが、所持自体は禁じられていない。

 「刀剣類」として所持自体を原則禁止し、必要な場合には各都道府県公安委員会の許可を受けるよう義務付けているのは、刃渡り15センチ以上の刀や剣など5種類と飛び出しナイフの一部だけだ。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080608-2810266/news/20080610-OYT1T00387.htm