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2008年06月09日(月) 16時45分

ニコ動、時報広告の新商品「ニコ割フル」「ニコ割 Jr.」を販売開始japan.internet.com

株式会社ニワンゴは、2008年6月9日、同社が運営する「ニコニコ動画(SP1)」において、「ニコニコ割り込み」(ニコ割)を利用した「時報広告」の新商品、「ニコ割フル」「ニコ割 Jr.」(にこわりジュニア)の販売を開始すると発表した。

株式会社 CELL が、株式会社ニワンゴと共同で「時報広告」の編成と媒体管理を行う。

「時報広告」とは、ある時刻にニコニコ動画にアクセスし動画を視聴している全ユーザーに、動画によってリアルタイム情報を同時に伝達する「ニコ割」を利用した広告媒体。

現在ニコニコ動画では、ニコ割を利用した時報を、毎日19時、24時、26時、29時に放送しているが、時報広告は、この時報の前にクライアントの広告を挿入し、その時刻にニコニコ動画で動画を視聴している全ユーザーにアテンションをかけることができる。

Web バナー的なものとラジオ放送的なもの、それぞれの広告要素が複合的に含まれ、さらに時間を指定することで広告の訴求力を高めた新しいメディアコンテンツとしてユーザーにアプローチできる。

これまで「時報広告」は、ニコニコ動画視聴画面上部の「ニワニュース情報局」欄で流されていたが、今回、「ニコ割フル」「ニコ割 Jr.」という二つの新商品が追加された。

「ニコ割フル」では、動画視聴画面をフルに使用した動画を流すことができる。通常の「ニコ割」に比べて格段に大きい画像で放送されることで、より豊かなクリエイティブとアテンションの高い情報をユーザーに届けることが可能だ。

これまで、国際ニコニコ映画祭の各種告知や、「ニコ割ゲーム」などで活用されていたが、今回、広告商品として正式にリリースされることとなった。

第1弾は、コカ・コーラシステムが6月2日から実施しているキャンペーン「コカ・コーラ ゼロ 一周年記念プロモーション」の告知が実施される。

また、「ニコ割 Jr.」(ジュニア)は、通常のニコ割同様ニコニコ動画視聴画面上部の「ニワニュース情報局」欄にテキストにて情報を掲出し、動画再生を停止させることなく再生を行う。

「ニコ割 Jr.」も、何度かのテストケースを経て、今回正式リリースとなった。第1弾には、明治製菓株式会社の「きのこの山」の PR キャンペーン「きの山さん」が5月より配信されている。

「きの山さん」キャンペーンは従来の「ニコ割」でも配信されており、複数の時報広告を活用して露出効果を高めている。

時報広告の制作は、クライアント企業から仕様に沿った素材の入稿を受付けるほか、CELL が素材や絵コンテからの企画も担当し、時報広告の枠に最適な広告コンテンツを制作する。

「ニコ割フル」は、24時枠(時報含む約5分間の掲載)を使用し、掲載枠数は1枠/回。料金は100万円から(税別)。

「ニコ割Jr.」の掲載枠数は1枠/回、料金は20万円から(1本分の制作費込/税別)。テキストにて広告表示後、約5分間、時報表示部分にバナーが固定にて表示される。

両商品ともに、詳細は、ニコニコ動画のサイト内「広告出稿に関するお問い合わせ」から。

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