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2008年06月09日(月) 11時01分

通貨供給量2%増=集計手法を変更−日銀時事通信

 日銀は9日、マネーサプライ(通貨供給量)統計の集計手法を変更し、名称もマネーストック統計に改めて5月の速報値を公表した。旧統計の代表的指標だったM2+CD(現金、普通預金、定期預金、譲渡性預金の合計)に相当する「M2」の月中平均残高は前年同月比2.0%増の734兆3000億円だった。M2にゆうちょ銀行などの預貯金を加えた「M3」は0.7%増の1034兆円。
 定期預金など「準通貨」は増加基調だが、普通預金など「預金通貨」が4カ月連続のマイナスとなっている。
 ゆうちょ銀も合計したM3が微増にとどまった点について、日銀は「郵便貯金の残高が減少し、M3の伸びを抑えている可能性がある」(調査統計局)としている。 

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