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2008年06月09日(月) 01時20分

「ジャパネットおかま」で海賊版販売 男2人を逮捕ITmediaニュース

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、山形県警は6月6日までに、Yahoo!オークションや個人Webサイトを悪用して海賊版PCソフトを販売したとして、著作権法違反の疑いで、千葉県八千代市の無職の男(36)と、同県習志野市の無職の男を(36)を逮捕した。

 調べでは、2人は昨年9月10日ごろ、マイクロソフトの「Office Professional Edition」「Windows Vista Ultimate」をそれぞれ無断で複製し、山形県村山市の男性に合計4000円で販売した疑い。

 2人は、Yahoo!オークションの出品画面に「廉価版をご購入希望の場合」とリンクを貼り、海賊版販売ページへ誘導。「ジャパネットおかま」「エムズナルド」「ONEOS」などといったサイトを短期間で次々に運営・休止し、海賊版を販売していたという。

 昨年8月から今年5月までの間に、ジャパネットおかまについて168件、エムズナルドについて29件の情報がACCSに寄せられていた。ジャパネットおかまについては、家電通販のジャパネットたかたがWebサイトで「弊社とは一切関係がありません」と注意を呼び掛けていた。

 購入者から情報提供を受けた山形県警が、ACCSを通じて著作権者に連絡した。オートデスク製ソフトの海賊版販売も確認しており、同社も告訴を予定している。

 八千代市の男は2006年にも同様の著作権侵害で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けていた。

【関連キーワード】 ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会) | 海賊版

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