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2008年06月08日(日) 17時18分

死者6人に…「人を殺すために秋葉原に来た」と加藤容疑者 秋葉原通り魔事件産経新聞

 東京・秋葉原の電気街で8日午後、赤信号を無視して突っ込んできたトラックに横断者がはねられ、降りてきた運転手に通行人がサバイバルナイフで次々と刺された事件で、死亡は6人となった。また警視庁捜査1課と万世橋署の調べに対し、加藤智大容疑者(25)=殺人未遂で現行犯逮捕=が「世の中がいやになった。人を殺すために秋葉原に来た。だれでもよかった」などと供述していることが分かった。捜査1課は通り魔的犯行とみている。

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 調べでは、加藤容疑者は8日朝、住んでいる静岡県裾野市をレンタカーで出発して秋葉原に来たという。取り調べにも取り乱すことなく応じ、薬物反応なども検出されなかった。
 一方、事件でのけが人は17〜18人で、うち6人が死亡したほか、33歳の男性が意識不明の重体。死亡したのは、フジノカズノリさん(19)=漢字不明▽ナカムラカツヒロさん(74)=同▽男性(47)▽男性(29)▽男性(20)−の計5人のほか、搬送先の病院によると武藤舞さん(21)が失血死したという。捜査1課で確認を急いでいる。

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