2008年06月08日(日) 17時30分

「逃げろ」「救急車呼べ」＝次々刃物で、倒れる人、人…−秋葉原通り魔（時事通信）

　「逃げろ」「救急車を呼べ」。8日、東京・秋葉原で起きた通り魔事件。人があふれた繁華街の日曜午後、トラックが人をはね、通行人が次々と刺されて倒れる。悲鳴と助けを求める声が交錯。現場にはおびただしい血だまりが残されていた。
　友人と遊びに来ていた武蔵野市の高校2年山下宏和さん（16）はおびえた表情で「ドーンという何か衝突したような大きい音を聞いた」。ゲームセンターから走って出た瞬間、路上に2、3人が倒れていた。大量の血痕や血だまりがあり、頭から血を流して倒れている人もいた。
　「みんな、逃げろー、逃げろー」。人々が怒鳴り合い、騒然とした雰囲気に。警察官が男に対し、物を投げて取り押さえようとしている様子も見えた。
　通りかかった新聞配達の男性（24）は「異変に気付いて道路を見ると、6、7人が倒れていた。道路に血だまりがあり驚いた。車でひかれたのか服がぼろぼろに破れている人もいた」と振り返り、「周囲の人が『救急車を呼んで』と叫んでいた」と青ざめた表情だった。　

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