2008年06月08日(日) 21時54分

厚木市の被害者宅周辺で怒りの声／秋葉原・通り魔事件（カナロコ）

　八日に東京・秋葉原で計十七人が死傷した通り魔事件。その犠牲となり死亡した厚木市森の里一丁目、松井満さん（３３）の両親方周辺では、突然の無差別の凶行に怒りの声が上がった。

　松井さんは、両親と弟との四人暮らし。近くに住む六十代の男性は、「（松井さんを）最近は通勤の際に見かけたが、『おはようございます』とあいさつをするなど礼儀正しかった」と振り返り、近所の住民たちは「中学生のころに顔を合わせていたが、おとなしい性格だった」と口をそろえた。

　同日夜、両親は不在。二十代の長男を持つ近所の主婦（５２）は「働き盛りの子どもを持つ親として、無差別の犯行は許せない。今まで家族で築き上げた歴史が事件で断ち切られ、ご家族は無念だと思う」と気遣った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080608-00000026-kana-l14