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2008年06月06日(金) 16時01分

不審電話:「医療費還付」被害は5件、393万円 徳島市内などで相次ぐ /徳島毎日新聞

 5月末から徳島市内で医療費の還付を装った不審電話が相次いでいる問題で、市役所に寄せられた問い合わせが31件に上っていることが分かった。被害も4日までに徳島市3件、小松島市、阿南市各1件の計5件で確認されており、被害総額は約393万円。「振り込め詐欺」事案として、各市や県警は注意を呼び掛けている。
 県警などによると、被害に遭ったのは40〜70代の男女。電話はいずれも市の担当職員を名乗り、「医療費の還付があるので手続きしてほしい」と、コンビニエンスストアなどのATMまで誘導。暗証番号と称して送金額を入力させ通帳からだまし取る手口といい、5月27日には徳島市内で指定された口座に約100万円を振り込ませられたケースもあった。
 徳島市保険年金課によると、不審電話は当初、同市津田地区に集中していたが、加茂名や川内など他地区にも広がっているという。 また5日には、徳島市内で「市民課」の職員をかたる男の声で、災害情報提供を名目にメールアドレスを聞き出そうとする電話が2件あった。市危機管理課は「市役所がメールアドレスを電話で聞くことはない」としている。【岸川弘明、井上卓也】

6月6日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000169-mailo-l36