記事登録
2008年06月05日(木) 19時45分

白熱電球はなくなる運命か?オーマイニュース

 5日付の朝日新聞、全面広告で東芝は「2010年をめどに、年間約4000万個製造している一般白熱電球の製造を中止する」と発表した。「白熱電球は消費電力が大きく、地球温暖化の一因ともなっているため一刻も早く、低消費電力のランプに置き換えていくことが必要」としている。

 “省エネ”の代名詞のように言われている「電球型蛍光ランプ」だが、いくつかの問題点がある。

■問題点1

 電球形蛍光ランプには“調光器(明るさを増減する機器)”を使えない。このタイプの照明器具には、今まで白熱電球が使われていた。もし、白熱電球の製造が中止になると使えない照明器具が出てくるおそれがある。

■問題点2

 白熱電球に比べて価格もずっと高い電球形蛍光ランプに交換するとなると、出費がかさむことが考えられる。

■問題点3

 昔から反応の鈍い人に対して、「あなたは蛍光灯みたい!」と当てつけられたように、明るくなる(浸透する)まで若干時間がかかる。

 すぐには製造を中止するわけではないので、しばらくは今のままで大丈夫かもしれないが、ゆくゆくはなくなってしまうだろう「白熱電球」。一刻も早く、同じ機能をもつランプを開発してほしいものだ。そして値段も普及価格としてほしい。

(記者:工藤 和江)

【関連記事】
工藤 和江さんの他の記事を読む
【関連キーワード】
電球
東芝

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080605-00000011-omn-bus_all