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2008年06月05日(木) 11時42分

火災警報器の設置義務化って話、知っていますか?オーマイニュース

 2008年6月1日、いろいろ変わったことがあります。車の後部座席のシートベルト義務化やガソリンの値上げ、クールビスも始まりました。さて、この日、千葉県などで始まったことがあります。それは戸建て住宅や共同住宅で火災警報器を設置することを義務付けるというものです。

 もともとは2004年5月27 日、消防法および石油コンビナート等災害防止法の一部を改正する法律により決定したもので、今回、新築住宅に関しての設置義務化は2006年6月1日より適用されています。

 法律によると、2011年6月1日までに全国で実施することになっています。今後、既存住宅に対しては各地方公共団体の条例で実施されます。 2008年6月より千葉、埼玉、2009年6月より福岡、静岡、2010年4月より東京、2011年6月より大阪、京都で、それぞれ施行となるようです。

 先日、テレビでニュースを見るまでそんなことは知りませんでした。実施される千葉県民の方も、こんな条例が施行されることなんて知らないようでした。

 火災報知機をつけること自体、悪いことではないと思います。実際、米国では、設置義務化により、住宅火災による死者数は1970年代の6000人程度から、3000人を下まわるようになったそうです。

 ただ、このことを周知徹底していたかというと疑問に思えます。2011年6月にはすべての家庭に設置しなければならないようなので、もっと周知徹底してもらいたいと思います。

 この件に関連して、報知器詐欺なるものも横行しそうです。そのあたりの対策も地方自治体でしっかりとやってもらいたいものです。

(記者:山田 太郎)

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