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2008年06月05日(木) 03時07分

NOVA社員の3億円、無断で会社側の口座に…元社長指示読売新聞

 経営破たんした英会話学校「NOVA」(破産手続き中)の社員が福利厚生のために積み立てていた約3億円が昨年7月、社員側に無断で関連会社を通じNOVAの口座に移されていたことが、大阪府警の調べでわかった。

 猿橋(さはし)望・元社長(56)の指示だったといい、経営難だった同社で解約者への返還金などに充てられたとみられる。府警は、猿橋元社長が流用した疑いがあるとみて、業務上横領容疑での立件を視野に本格捜査を始めた。

 NOVA関係者や捜査関係者によると、同社内には、社員の互助組織「社友会」があり、社内旅行費や慶弔費などに充てる目的で、毎月、給料から天引きして会費を徴収。積立金の口座は経理担当者が管理していたが、実際に支出される機会は少なく、残高は約3億円に達していたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080604-00000065-yom-soci