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2008年06月04日(水) 00時00分

SEO(エスイーオー)読売新聞


絵・唐沢なをき/文・唐沢よしこ

 検索サイトで何か特定の語句を検索したとき、結果の上のほうに自分のサイトが表示されるようにすること、またはその技術のことをSEOと言います。

 「Search Engine Optimization」の略で日本語では「サーチエンジン最適化」となります。

 検索して結果がズラズラと出てきたとき、一番最後のリンク先から見る人はあまりいませんね。普通は上のほうに出てきたサイトに注目して、閲覧しにいくものですワン。これはなかなかいい宣伝にもなります。そこで、企業などは自社製品に関する語句で検索があったときに、自分のサイトが上位にランキングされるようSEOを使うわけです。

 これがちゃんと関連する語句のサイトが表示されるのならいいんですが、宣伝効果を悪用しているところもないではありませんワン。検索語句と全然関係ない内容のサイトなのに、上位ランキングされるような記述をウェブページに書いたりするサイトがあるのです。こういうサイトがあると、検索の精度が下がってユーザー離れにもつながります。そこで検索エンジンサイトはこの手のサイトがないか、チェックも行っています。

 最近は、サイト構築を請け負う会社がSEOも行うことが多いです。SEO専門のアドバイザーもよく見かけます。こういうアドバイザーがSEOのアドバイスをすることを「SEO対策」とよく言いますが、実はこれは誤用です。SEO対策という言葉の使い方で広まってしまったので、みんな「これって間違いだよなァ」と思いつつ使っているようですワン。

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20080604nt0f.htm