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2008年06月02日(月) 16時57分

TOPIX終値が今年最高値朝日新聞

 2日の東京株式市場は東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)の終値が前週末比16.96ポイント高い1425.10で、1月9日につけた今年最高値(1424.29)をわずかに更新した。最近の円安傾向を好感し、ソニーやトヨタ自動車などの輸出関連株を中心に買い注文が集まった。

 日経平均株価は前週末比101円60銭高い1万4440円14銭となり、3営業日連続の上昇となった。出来高は22億6千万株。

 午前中は日経平均株価の下げ幅が一時140円を超える場面もあったが、午後に入ってからは、他のアジア主要市場の堅調な株価を背景に投資心理が改善。長期金利上昇で収益が改善するとの期待から大手銀行株にも買い注文が広がった。

 一方で、市場では原油高による企業業績の悪化懸念も根強い。「一本調子の上昇は期待しにくい」(大手証券)と先行きには厳しい見通しも出ている。

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