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2008年06月02日(月) 00時38分

福田首相、独首相と会談 欧州歴訪朝日新聞

 【ベルリン=内田晃】福田首相は1日午後(日本時間2日未明)、欧州歴訪の最初の訪問国であるドイツ・ベルリンに到着し、メルケル首相と会談した。福田首相は英国、イタリアも訪れ、各国首脳との会談で地球温暖化や食糧問題への取り組みなどで連携を確認して、7月の北海道洞爺湖サミットでの指導力発揮につなげたい考えだ。

 福田首相は1日午前、政府専用機で羽田空港を出発。それに先立ち、首相公邸前で記者団に「経済の問題、原油高の与える様々な影響、その中には食糧の問題もある。そういったことについて率直な意見交換をする場にしたい」と抱負を述べた。主要テーマとなる地球温暖化問題については、首相は「どうやったら協力できるか、ということを中心に話し合い、方向性を確認していかなければいけない」と語った。

 今回の訪欧で福田首相は、メルケル首相に続いて英国のブラウン首相、フランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相らと個別に会談する。カナダを除くサミット参加国首脳と顔合わせを済ませることになる。3日には、ローマで開催される国連食糧農業機関(FAO)の「食糧サミット」で演説も予定している。

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