女優の大空真弓さん（６８）の長男で、無職中田元博被告（３３）＝東京都千代田区＝が、覚せい剤取締法違反（使用）罪に問われた事件の初公判が２日、東京地裁（戸苅左近裁判官）であり、中田被告は起訴事実を認めた。
検察側は、中田被告がすでに同罪で有罪判決を受け、執行猶予中に再び使用したことを挙げ、「依存性は深刻で、再犯の恐れもきわめて大きい」として懲役２年を求刑し、結審した。判決は１６日。
この日の公判では、大空さんが証人として出廷。前回の０２年４月の判決から起訴事実となった０３年１０月の使用まで「朝夕のご飯を一緒に食べていたが、異常は見受けられなかった」と話し、「今後は自宅のあるビルの管理の仕事をしてもらい、私も仕事を減らしてサポートしていく」と述べた。
中田被告は０３年１０月、自宅で覚せい剤を吸引後に自宅マンション前で刃物を振り回しているのが見つかり、都内の病院に入院。今年４月に退院し、逮捕された。
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