十和田市奥瀬の大幌内牧場近くで１日、行方不明の男性（７４）を捜していた親族と知人の男性計９人が同日夜になっても戻らず、県警などが捜索している。一時、携帯電話で連絡が取れ、９人の無事が確認されたが、午後９時現在も行方が分かっていない。十和田署などは２日、約４０人態勢で捜索する。
遭難したのは同市三本木の自営業苫米地晴夫さん（５７）ら、いずれも十和田市在住の４８歳から７３歳までの男性。同署によると、５月２４日、苫米地さんの親類の男性が行方不明になり、捜索願が出された。２５日に同牧場で男性の車が見つかったため、２８日まで同署などが付近を捜したが見つからず、捜索は打ち切られた。１日は苫米地さんら１６人が牧場周辺を二手に分かれて捜していたという。
同署によると、１日午後３時４５分ごろ、９人のうち同市相坂の団体職員豊川和男さん（４８）と携帯電話で連絡がとれ、豊川さんは「９人一緒にいる。方向を見失い迷った」と話していたという。全員が雨具を着ているが、食料は持っていないと見られている。
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