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2008年05月31日(土) 00時00分

松江のホテルの硫化水素、建築廃材と水で発生か朝日新聞

 松江市朝日町のホテル「東横イン松江駅前」から硫化水素が漏れ出した事故で、島根県は30日、ホテル地下の配管室から大量の建築廃材が見つかった、と発表した。廃材と水が化学反応を起こして硫化水素が発生した可能性があり、県は廃棄物処理法に基づき、建物管理者の東横イン(東京)に対して廃材の撤去を行政指導した。

 県によると、配管室の床に石膏(せっこう)ボードのような建材や配線の切れ端、汚泥など約20立方メートルがたまっていた。石膏ボードは硫酸カルシウムを含み、酸素が少ない状態では水と反応して高濃度の硫化水素を発生させることがあるという。県は同法違反の疑いで投棄された状況を調べる。

http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200805300118.html