普天間移設「スケジュール通りに」　米国防長官求める（朝日新聞）

2008年05月31日(土) 20時13分

　【シンガポール＝山田明宏】シンガポールを訪れた石破防衛相は３１日、ゲーツ米国防長官と会談した。ゲーツ氏は米軍再編について「スケジュール通りにやることが非常に重要」と述べ、沖縄の米軍普天間飛行場の１４年までの移設など、日米合意の履行を求めた。石破氏は「誠実に進めていきたい」と応じた。

　防衛省によると、名護市に建設予定の普天間代替施設を沖合に移設するように沖縄側が求めていることは、話題に上らなかったという。

　また石破氏は、日本が負担する沖縄の米海兵隊のグアム移転費用について「国会で経費への関心は高い。国民への説明責任があるのでいろいろ情報提供が必要」と協力を要請。ゲーツ氏は「きちんとした情報提供をしていく用意は当然ある」と同意した。