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2008年05月31日(土) 19時28分

星出さんへ応援歌♪「ロボットアームで抱きしめて」朝日新聞

 スペースシャトル・ディスカバリーで初めて宇宙に飛ぶ星出彰彦さん(39)の母校、茗渓学園中学・高校(茨城県つくば市)で31日、同級生らが自作の応援歌を熱唱した。星出さんは日本時間1日早朝に飛び立つ。

星出彰彦さんの母校・茗渓学園で応援歌を熱唱する同級生ら=茨城県つくば市

 ♪宇宙なんて あんがい近いもんさ 直線400キロ 車で4時間——。

 在校生ら1500人ほどが集まった体育館に、同級生ら約40人の歌声が響いた。応援歌「ロボットアームで抱きしめて」を作詞・作曲したのは同級生の梅村太郎さん(39)と塙裕介さん(39)。星出さんが飛行士をめざすきっかけになったアニメ「銀河鉄道999(スリーナイン)」の作者、松本零士さん(70)が作詞に協力した。

 9年前、星出さんが飛行士に決まった際に持ち上がった話が今年3月に実を結んだ。曲を聴いた星出さんからは、「鳥肌たったよ。上(宇宙)で聞かせてもらいます」とメールが届いたという。

 梅村さんは「飛行士は命がけ。無理せず戻ってこいよと祈るような気持ち」。松本さんは「銀河鉄道999が触媒になり、現実に宇宙を飛んでくれるのは涙が出るほどうれしい。精いっぱい頑張ってほしい」という。

 一方、星出さんから在校生に、「宇宙での14日間を楽しんできます。皆さんも自分の夢の実現に向けて邁進(まいしん)してください」とのメッセージが届いた。(清水康志)

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