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2008年05月31日(土) 17時59分

ご注意! 後部席もシートベルト・高齢者は「もみじ」朝日新聞

 昨年6月に改正された道路交通法の一部が6月1日、施行される。後部座席のシートベルト着用、75歳以上への高齢者の専用マーク(もみじマーク)の表示義務など、内容は盛りだくさんだ。違反すると罰金をとられるケースもある。ご注意を。

大阪府警は、後部座席のシートベルト着用が義務化されることを知らせるチラシを配った=31日午前、同府吹田市の名神高速道路吹田サービスエリア、机美鈴撮影

タクシー各社は後部座席にステッカーを張ってシートベルト着用を呼びかけている

 1日からは路線バスを除いて車に乗る全員が、ベルトを着けなければならない。警察は、後部座席のベルト着用率が1割強と低く、より危険な高速道路に限って取り締まる。9月末までは啓発重視だが、座席全体を布カバーで覆い、ベルトが着けられない状態にしてあるなど悪質例は取り締まる。違反すると行政処分1点だが、反則金はない。

 75歳以上がもみじマークを表示しないと行政処分1点と反則金4千円(普通車)か2万円以下の罰金・科料となる。少なくとも1年間は指導にとどめる。

 原則として車道を走る自転車も、13歳未満の子どもや70歳以上のお年寄り、身体障害者は歩道を走れるようになる。13歳未満については幼児座席への同乗も含め、ヘルメットをかぶらせる努力義務が保護者に課される。

 重度聴覚障害者も後ろが広く確認できるミラーを付けるなどの基準を満たすと普通車の運転ができるようになる。聴覚障害者マークを表示しないと、行政処分1点、反則金4千円か2万円以下の罰金・科料となる。

 聴覚障害者マークの表示がある車に、幅寄せしたり、割り込みしたりすると行政処分1点、反則金6千円(同)か5万円以下の罰金となる。

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