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2008年05月31日(土) 09時20分

NY原油、2日ぶり上昇127ドル 株は小幅安朝日新聞

 【ニューヨーク=丸石伸一】30日のニューヨーク商業取引所の原油市場は、国際指標となる米国産WTI原油の先物価格の終値が前日比0.73ドル高の1バレル=127.35ドルとなり、2日ぶりに上昇した。前日に終値で4ドル以上も急落した反動で、買い戻しがやや優勢だった。

 ただ、30日も一時は124.67ドルまで下げ、先週までの相場急騰の勢いはしぼんでいる。29日に米商品先物取引委員会(CFTC)が不正取引の監視を強化すると発表したのを受けて積極的な買い注文が手控えられ、「相場の重しになっている」(市場関係者)との声も出ている。CFTCは英当局と連携し、大口投資家の日々の取引データを把握するなどして不正行為を監視し、市場の透明性も高める方針だ。

 一方、30日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均の終値が同7.90ドル安の1万2638.32ドルとなり、小幅ながらも4営業日ぶりに下落した。

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