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2008年05月30日(金) 21時13分

関西テレビ、営業利益75%減 あるある捏造響く朝日新聞

 関西テレビが30日発表した08年3月期決算は、営業利益が前期比75%減の13億円、当期利益も同60.8%減の9億円で大幅減益となった。売上高も同2.5%減の706億円で2期連続の減収減益。昨年1月以降に発覚した「発掘!あるある大事典2(ローマ数字の2)」のねつぞう問題の影響で広告収入が落ち込んだ。

 映画「アンフェア」のヒットなどが売上高に貢献したが、番組の合間に流すスポットCMなど広告収入が前期より38億円(6.2%)減った。下期に健康情報番組「S—コンセプト」など新番組4本を立ち上げた費用などで売上原価が前期比27億円膨らみ、営業利益に響いた。08年度の業績予想について会見した片岡正志社長は「五輪による広告収入増を期待したが、今のところ結びついていない」と話した。

 同日、6月以降の新経営陣を正式発表。新社長就任予定の福井澄郎・上席執行役員が「あるある」の番組ねつぞうがあった一時期に編成局長だったことについて、会長就任予定の横田雅文・元常勤監査役が「局内にそんなに人材はいない」と釈明した。

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http://www.asahi.com/business/update/0530/OSK200805300094.html