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2008年05月30日(金) 00時00分

「半額ゴルフ」で幹部職員ら8人処分、大阪国税局朝日新聞

 大阪国税局の幹部職員らがゴルフ場のプレー代金を一般客の約半額にしてもらう便宜を受けていた問題で、同国税局は30日、和歌山税務署の特別国税調査官(55)ら男性職員8人を減給10分の2〜1(3〜1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。昨年6月、大阪・北新地の高級クラブを格安料金で利用していた問題で処分者が出た後も半額プレーを続けていた。

 国税局によると、堺税務署の統括国税調査官(57)が03年、国税OBの税理士から大阪府南部のゴルフ場を紹介されて便宜供与が始まり、後輩の職員などが昨年10月までの3年半の間に4〜8回通った。プレー代は約1万円。食事やワインの提供もあり、1人あたり約4万〜9万円分の便宜を受けていたという。今回処分された職員のうち大阪国税不服審判所の国税審査官(41)は「北新地」問題にも関与し、戒告とされていた。

 大阪国税局の御園生功・総務部長は「綱紀の厳正な保持について、改めて徹底を図っていきたい」と話した。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805300102.html