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2008年05月28日(水) 12時46分

くい打ち機倒れ、そこに自転車が… 名古屋の工事現場朝日新聞

 28日午前8時半ごろ、名古屋市東区葵1丁目のオフィスビル新築工事現場で、高さ21.8メートル、重さ約60トンのくい打ち機が倒れ、現場を取り囲むフェンスをなぎ倒した。通学途中に通りかかった専門学校生の女性(25)の自転車の前輪にくい打ち機が当たり、女性は足を打つ軽傷。東署は、施工業者の竹中工務店名古屋支店の現場責任者(45)などから業務上過失傷害の疑いで事情を聴いている。

くい打ち機が倒れ、歩道にとめてあった自転車がつぶれた=名古屋市東区葵1丁目、前川浩之撮影

 調べでは、作業のために男性作業員(55)がくい打ち機を動かした際、バランスを崩したという。そのまま、市営地下鉄東山線新栄町駅の出口そばの駐輪場を直撃し、自転車数台を押しつぶした。けがをした女性は当時、駐輪場沿いの歩道にいた。歩道も完全にふさがれた。

 ビルは地上22階・地下2階建ての予定で、大手精密機械会社が建設中だった。

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http://www.asahi.com/national/update/0528/NGY200805280005.html