記事登録
2008年05月28日(水) 00時51分

ヨーグルトに塗装材の破片混入 岡山の業者、自主回収へ朝日新聞

 オハヨー乳業(本社・岡山市)は27日、同社製のヨーグルト「旨実(うまみ)が違う まるごと莓&ヨーグルト120g」の一部に、製造工場の床の塗装材の破片が混入していたと発表した。同社はこの商品を含め、同じ工場で製造し市場に出回っているシリーズ3商品計約120万個を自主回収する。健康被害は確認されていない。

 同社によると、破片はエポキシ樹脂製で大きなもので長さ10ミリ、幅5ミリ、厚さ1ミリ程度。26〜27日に大阪府、東京都などの消費者9人から「ヨーグルトの中に硬い異物があった」との指摘が同社へ寄せられた。いずれも茨城県鉾田市の関東第1工場で19〜21日に製造した商品と判明。17日に原料を製造した際、タンク内の空気圧を調節する管の吸入口から、はがれた塗装材を吸い込んだのが原因らしい。

 回収対象はほかに「旨実が違う まるごとブルーベリー&ヨーグルト120g」「旨実が違う ごろっとマンゴー&ヨーグルト120g」。

 同社は「塗装材の成分が体内で吸収される恐れはないが、口の中などを切る心配がある。深くおわびします」としている。回収の問い合わせは同社お客様相談室(0120・772・199)。

アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0528/OSK200805270147.html