記事登録
2008年05月28日(水) 17時20分

白川日銀総裁「低金利後にバブル」産経新聞

 世界の金融学識者が金融・経済政策を議論する「2008年国際コンファランス」が28日、日銀本店で開かれた。主催した日銀の白川方明総裁は「足元の物価上昇率に目が行き過ぎると、必要な金融政策対応が遅れ、経済活動の変動を招く危険がある」と述べ、インフレ懸念がただちに利上げに結びつかないとの見解を示した。また「日本も米国も、バブルの多くは低金利が持続した後に生じた」として、過度な低金利政策の弊害を指摘した。

【関連記事】
物価、景気 両にらみ 日銀総裁、利上げ排除せず
日銀、政策金利据え置き 景気と物価のバランスを注視
政府、同意人事23ポストを提示 日銀副総裁は見送り
日銀副総裁の空席長期化へ 「負担増す」と戸惑う日銀、「長期戦」覚悟も
日銀の政策決定会合始まる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080528-00000950-san-bus_all