記事登録
2008年05月28日(水) 00時00分

男児死亡ひき逃げ、時効直前逮捕の男に懲役3年6カ月朝日新聞

 福井県敦賀市で03年4月、金沢市内の男児(当時2)を乗用車でひき逃げして死亡させたとして、業務上過失致死と道交法違反の罪に問われた敦賀市莇生野(あぞの)の建設作業員、末田登代彦被告(41)の判決が28日、福井地裁であった。佐茂剛裁判官は「事故後に車を処分して同種の車を入手する隠蔽(いんぺい)工作を行い、5年近く検挙を免れたのは悪質」などとして、懲役3年6カ月(求刑懲役4年)を言い渡した。

 判決などによると、末田被告は03年4月12日午後10時40分ごろ、同市本町2丁目の国道8号で乗用車を運転中、家族で食事に来ていた金沢市内の会社役員高田浩樹さん(34)の長男拓海ちゃんをはねて死亡させ、そのまま逃走した。末田被告は公訴時効(5年)が約2カ月半後に迫っていた今年1月に逮捕された。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805280011.html