兵庫県警は、兵庫、大阪、京都の３府県で約１００件、総額１億円相当の空き巣をしたとして、中国籍の７人を逮捕し、２７日に窃盗容疑で最終送検する。メンバーを入れ替えながら３〜４人１組で夕方以降の住宅街を歩き回り、消灯した留守宅の玄関ドアの郵便受けから手を入れて鍵を開けたり、ドライバーで窓を壊したりして空き巣を繰り返していたという。調べに対し、７人とも容疑を認めているという。
７人は神戸市中央区の無職林法国容疑者（２３）ら。県警捜査３課の調べでは、０７年８月〜０８年５月、神戸市須磨区や大阪府茨木市、京都市山科区などのマンションや民家に数人ずつで忍び込み、現金や貴金属の窃盗を繰り返した疑い。
県警は昨年９月、神戸市東灘区のマンションに侵入し、住人に軽傷を負わせたうえ現金やネックレスを奪った強盗致傷容疑でメンバーの一人を逮捕。似た手口の空き巣が頻発していたことから余罪を追及し、グループの存在を突き止めたという。