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2008年05月27日(火) 22時47分

中学校に放火の疑いで少年3人逮捕 福岡朝日新聞

 福岡市南区曰佐(おさ)3丁目の市立曰佐中学校で職員室などが焼けた火事で、福岡県警は27日、同市南区の建設作業員の少年(17)と同区の高校2年の少年(16)、同市博多区の無職少年(16)の3人を非現住建造物放火と建造物侵入の疑いで逮捕した。3人は遊び仲間で、高校生は同中の卒業生だった。いずれも容疑を認めているという。

 南署の調べでは、3人は16日午前4時15分ごろ、中学校内に侵入して校舎の1階部分に火をつけ、鉄筋コンクリート4階建て校舎1階の職員室や校長室など約250平方メートルを焼損させた疑い。ガソリンを入れたペットボトルを持ち込み、火をつけるのに使った可能性があるという。

 高校生と無職少年は16日午前7時40分ごろ、中学校近くの路上で消火器を持って立っていたことから、同署員が職務質問。南区内のマンションから消火器1本を盗んだことを認め、盗みの疑いで緊急逮捕されていた。2人は「消火剤をまいて遊ぼうと思った」などと話しているという。

 この2人の携帯電話の通話記録などから、建設作業員の少年が浮かんだ。

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http://www.asahi.com/national/update/0527/SEB200805270027.html