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2008年05月27日(火) 08時01分

元TBSアナ・川田亜子さん自殺…港区路上で乗用車に練炭サンケイスポーツ

 元TBSアナウンサーで、フリーで活躍していた川田亜子さん(29)が26日午前6時15分ごろ、都内の路上に駐車された乗用車内で練炭自殺しているのを発見された。所属事務所によると、5月上旬から精神的に不安定だったといい、自身のブログでも「一番苦痛であります」「いまはせつないです」などと苦しい胸の内を明かしていた。将来を嘱望された美人アナに、いったい何があったのか…。

 「自分で壁を打ち破りたかった。迷いはなかった」。昨年フリーアナに転身した際、サンケイスポーツのインタビューに希望あふれるコメントを寄せた川田さんが、その1年後に自ら命を絶った。三田署の調べでは、遺書には「疲れた」という言葉や家族への感謝が綴られていた。

 所属事務所によると、今月上旬から川田さんの様子がおかしいと感じたという。本人に直接確認したところ「大丈夫」と話していたが、川田さんの体調もすぐれなかったため通院を勧め、医師の診断を受けていた。ただ、仕事はきちんとこなしていたという。

 精神面の不安定さはブログでも表れていた。7日付で「先週から口がうまく回らなく、どうしたものかと悩んでおりました。人生は無常ですね」と悩みを打ち明け、12日付で「産んでくれた母に生きている意味を聞いてしまいました。母の涙が私の涙がとまりません。母の日に私は悪魔になってしまいました」と衝撃的な言葉を綴っていた。先週発売の週刊誌でも取り上げられていた。

 14日付でブログの休止宣言を行い、16日に再開。しかし22日付では「一番苦痛であります」などと、再び切迫した心の叫びを綴っていた。

 川田さんを知る関係者によると、学生のころ両親が離婚し母親の手一つで育てられた。報道志望から5年間所属したTBSを飛び出しフリーに。昨年4月から司会を務めるテレビ朝日系「サタデースクランブル」では、自ら取材やリポートを行うなど、スタッフうけもよかった。

 昨年5月にインタビューしたサンケイスポーツ記者にはお礼のメールを送り、「すべての私を引き出していただき、本当にうれしく思っております。また、インタビューをしていただけるよう、目標に向かってがんばっていきます」と綴っていた。

 「サタデー」では今月に入り、川田さんが疲れたり、落ち込んでいるように見えたので、コメントを減らすなど、負担を軽くするケアを取っていたという。真面目な性格が災いし、最も信頼する母親を裏切ったことに、自責の念を抱いていたのだろうか…。

 24日午前「サタデー」に生出演し、午後から都内でトークショーを行ったのが最後の仕事で、翌25日はオフだった。所属事務所では「今回の件につながる理由が皆目見当もつきません。本当に驚いているとしか言えません」とショックの色を隠せない。通夜、葬儀・告別式の日程は未定。


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