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2008年05月27日(火) 00時00分

障害ある長女と介護していた77歳の父が死亡、宝塚朝日新聞

 兵庫県宝塚市の住宅で、26日午後2時ごろ、この家に住む無職の父親(77)と長女(38)が死亡しているのを、訪ねてきた母親(78)が見つけ、119番通報した。

 宝塚署の調べでは、男性は1階浴室の浴槽内で、長女は1階居間の布団の上で亡くなっていた。2人に目立った外傷はなく、室内も施錠されていた。死後数週間たっており、同署が司法解剖して死因を調べている。

 長女は足が不自由で、父親が介護していた。室内に長女がはい回った形跡があることから、同署は父親が入浴中に何らかの原因で亡くなった後、介護を受けられなくなった長女が衰弱死か病死した可能性もあるとみている。

 父親と母親は内縁関係で、長女と同県川西市に住んでいた。4月末ごろに父娘が新築したこの家に転居し、母親も近く引っ越す予定だった。この家には加入電話がなく、父親の携帯電話がつながらないため、母親が様子を見に来たという。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805270077.html