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2008年05月26日(月) 16時22分

ウィルコム、新型スマートフォン「WILLCOM 03」を発表——コンシューマー市場を強く意識したデザインと機能Computerworld.jp

 ウィルコムは5月26日、ウィルコム携帯電話サービスで利用可能なスマートフォン「WILLCOM 03」(型番:WS020SH)を発表した。端末本体はシャープ製で、OSはマイクロソフトのモバイルOSの最新版、Windows Mobile 6.1を搭載している。販売開始は6月下旬の予定。

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 WILLCOM 03は、スマートフォンの操作性を決定づけるOSに、国内では初となるWindows Mobile 6.1 Classic 日本語版を搭載している。また、Webブラウザは、「Opera Mobile 9.5」および「Internet Explorer Mobile」がプリインストールされている。

 ハードウェア面では、CPUに、Marvell製PXA270プロセッサ(動作周波数520MHz)を採用している。通信機能は、シャープ製ウィルコム・スマートフォンの現行製品「Advanced/W-ZERO3[es]」と同様、ウィルコム携帯電話サービスのPHS通信(PHS高度化通信規格W-OAM対応のW-SIM〈型番:RX420IN〉を同梱)およびワイヤレスLAN(IEEE802.11b/g準拠)の2種類を搭載する。

 また、現行のAdvanced/W-ZERO3[es]や「W-ZERO3」「W-ZERO3[es]」と比べて、I/OWILLCOM 03では、I/Oインタフェースが充実しており、USB端子や高速赤外線通信IrSSに加え、Bluetoothも内蔵しているのが特徴と言える。このほか、ワンセグTVチューナー、デジタルカメラ、名刺リーダ、クイックメモ、電子辞書ソフトなど、最近の携帯電話で標準化しつつある機能を一とおり備えている。

 WILLCOM 03の本体サイズは、幅約50mm×高さ約116mm×厚さ約17.9mm(本体閉時、最薄部)で、従量は充電池を装着した状態で約135gとなっている。外観上の特徴として、液晶面に突起部のない「フルフラット・サーフェス」、およびセンサー式の「イルミネーション・タッチ」という機構/ユーザー・インタフェースを採用している。カーソル・キーとダイヤル・キーが用途によって切り替わる2モードのセンサー・キーにより、新しい操作感覚を実現している。

 また、カラー・バリエーションは、「ピンクトーン」「ライムトーン」「ゴールドトーン」の3色が用意されており、ビジネス市場を意識してモノトーン調が主流の他のスマートフォンと比べるとかなり華やかな印象となっている。

 WILLCOM 03のウィルコムストア/ウィルコムプラザでの標準価格は6万3,120円。ウィルコムの料金プラン「W-VALUE SELECT」を選択して新規契約した場合、標準価格から「1,150円×24カ月」の割引がなされ、3万5,520円となる。

(Computerworld.jp)

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