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2008年05月25日(日) 02時08分

日本、ミャンマーに医療チーム派遣へ朝日新聞

 【ヤンゴン=塚本和人】日本政府は24日、サイクロン被害が広がるミャンマー(ビルマ)の被災地に対し、国際緊急援助隊の医療チームを派遣すると発表した。25日に医療チームの調査団4人を派遣し、同日から現地入りする。

 調査団は医師や外務省、国際協力機構(JICA)職員ら4人。ヤンゴンで開かれる支援国会議に出席するため24日に現地入りした宇野治外務大臣政務官の同行筋によると、軍事政権トップが援助関係者の受け入れを23日に表明したことを受け、ミャンマー政府が24日、正式に日本側に要請した。同筋によると、近隣国以外からの派遣は初めてとみられる。

 サイクロン被害では7万人以上が死亡。発生から約3週間たった被災地では、負傷者や避難民が多数発生し、感染症の広がりも指摘されている。調査団が実態を調べたうえで、救急医療や感染症対策を専門とする本格的な医療チームを派遣する。

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