記事登録
2008年05月24日(土) 00時00分

67歳の大阪市前副市長、海遊館経営3セクの社長に朝日新聞

 大阪市の水族館「海遊館」や隣接する商業施設などを経営する市の第三セクター「大阪ウォーターフロント開発」の次期社長に、前副市長の井越将之(いごし・まさし)氏(67)が内定していることが分かった。6月下旬にも開かれる株主総会で承認を受け、就任する見通し。

井越将之氏

 市は同社の全株式の25%(1万株)を所有する筆頭株主。昨秋、所有株の大半を近畿日本鉄道に約9億円で売却する方針だったが、市議会の反対で譲渡契約締結を延期した。当時、副市長だった井越氏は近鉄との交渉窓口だったことなどから、市側が井越氏を次期社長に推薦した。

 井越氏は建設局長などを歴任し、00年4月に助役に就任。今年3月まで副市長を務めた。市はガイドラインで、退職者が外郭団体役員に就任する場合は「63歳まで。例外的に65歳まで」としているが、副市長など特別職の場合は「ガイドラインの対象外」との解釈を示している。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805230100.html