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2008年05月24日(土) 20時51分

推定走行距離、過去最大の落ち込み 3月の米国朝日新聞

 【ワシントン=西崎香】ガソリン価格の高騰で「クルマ社会」の米国も、自動車運転を減らす傾向が出始めている。米運輸省の23日の発表によると、全米の3月の自動車の推定走行距離は前年同月と比べ4.3%(走行距離で約177億キロ)減り、過去最大の落ち込み幅を記録した。

 ガソリン価格は全米平均(1ガロン=3.79ドル)で過去最高を8週間続けて更新。近く4ドル突破も見込まれる。行楽シーズンの夏のガソリン使用量は17年ぶりに減少に転じるとの予想もある。

 同省は全米の公道での乗用車やトラック、バイクなど全自動車の走行距離を1942年から推定。交通状況を常時記録する約4千台の装置でデータを集めている。

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http://www.asahi.com/business/update/0524/TKY200805240205.html