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2008年05月22日(木) 22時33分

裾上げ頼み「短すぎる」と言い掛かり、男2人を詐欺で逮捕読売新聞

 東京の下町を中心に今年2月以降、ジーンズの裾(すそ)上げを頼まれた紳士服店が、「丈が短すぎる」と文句を付けられ、現金をだまし取られる被害が相次いでいた事件で、警視庁は22日、いずれも長野県松本市里山辺の会社役員で林拓也(21)、末木祐介(21)の両容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。

 同庁幹部によると、2人は江戸川や葛飾区などの紳士服店22店から約110万円を詐取したとみられる。

 発表によると、2人は2月下旬、北区の洋裁店で、裾上げを頼んでいたジーンズ2本を受け取った際、男性経営者(50)に「裾が短い。弁償しろ」と言い掛かりを付け、現金12万円をだまし取った疑い。

 ジーンズは1本1000円程度の値段だったが、2人は「このジーンズは(人気音楽グループの)オレンジレンジのサイン入りで、数万円で競り落とした」と偽っていた。採寸時にわざと浅くはいたり、店主が目を離したスキに裾留めのピンをずらしたりしていたという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080522-OYT1T00678.htm?from=navr