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2008年05月22日(木) 13時49分

健康食品の代理店契約を装いヤミ金を営業 韓国籍の男ら3人を逮捕産経新聞

 健康食品の販売代理店契約を装って金を貸して高額の利息を受け取ったとして警視庁生活経済課は出資法違反などの疑いで、東京都江戸川区南葛西、韓国籍の貸金業、韓秀明容疑者(45)ら3人を逮捕した。

 調べによると韓容疑者らは平成16年10月下旬から19年10月下旬ごろ、北九州市の会社員の男性(60)ら4人に計72万円を貸し付け、最高で法定の43倍となる計約112万円の利息を受け取るなどした疑い。

 代理店契約を結んで客が水や健康食品などの商品を仕入れると、「販売拡張立替金」の名目で金を貸していて、「仕入れ代金」として高額な利息を得ていた。水やサプリメントはほとんど価値のないもので、実際に代理店として営業していた人はいなかった。同課では、代理店契約を装うことで、ヤミ金業者としての摘発を逃れる意図があったと見ている。

 3人は、同様の手口で関東や九州で延べ570人に約2億円を貸し、約1億5000万円の利益を上げていた。

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