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2008年05月21日(水) 20時46分

<損害賠償>主婦ら、福岡の健康器具販売会社を提訴毎日新聞

 「障害が治る」などと虚偽の効能を告げられて高額商品を買わされたとして、高知県の主婦(43)ら6人が21日、健康器具販売会社「バイオシーパルス」(福岡市、阪本正寿社長)などに総額1億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 他に訴えたのは、北海道、宮城、愛知、徳島、岡山に住む40〜70代の男女5人。代理人弁護士によると、原告を含め全国の81人から相談があり、被害総額は2億円を超えるという。詐欺容疑での刑事告訴も検討している。

 訴えによると、同社はさまざまな病気に効能がある水を作り出すとして高額の健康器具を販売。「波動が伝わった水を飲んだ子供の障害がなくなった」などとうその説明をしていた。セミナーなどに演歌歌手らを招き、信用させていたという。

 提訴について阪本社長は「訴状が届いていないが、誠意を持って対応したい」とコメントしている。【銭場裕司】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000100-mai-soci