秋田県大館市の鶏肉加工販売会社「比内鶏」＝破産手続き中＝が秋田特産の比内地鶏だと偽って商品を出荷していた問題で、秋田地検は２１日、元社長の藤原誠一容疑者（７７）を詐欺と不正競争防止法違反（虚偽表示）の罪で秋田地裁に起訴した。
一方、元社長とともに逮捕、送検されていた、元社長の実弟（６０）、元監査役（４５）、元営業課長（５３）、関連会社の元業務課長（６０）、関連会社の元業務係長（４０）の５人は、藤原元社長の従属的立場だったとして処分保留となり、釈放された。起訴猶予処分になる見通し。
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