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2008年05月21日(水) 00時00分

「畳メイドと小坊主たち」が畳ソングで全国キャラバンへ朝日新聞

 ♪ビズビズビズビズ、畳ビズ——。全国畳産業振興会(京都市南区)は、和室の減少などで縮小した畳市場の開拓のため、「畳で温暖化防止」をテーマにしたPRソング「畳ビズのうた」を作った。6月から全国1万の畳関連店でCD(税込み1050円)を発売し、全国キャラバンも始める。

畳職人の動作を取り込んだポーズを決める「畳メイドと7人の小坊主たち」と全国畳産業振興会のメンバー=京都市上京区

 「ビズ」はエコ活動として定着した「クールビズ」の語感を採り入れた。「お部屋の空気をキレイにするなら 畳を敷くのが一番よ」と始まる歌詞は4番まであり、「イグサは吸うのよCO2」などと畳の効用をアピール。職人がひじを使って畳を縫う動作などを振り付けに加えた。

 森田洋・北九州市立大准教授によると、イグサは1株で年間80グラムの二酸化炭素を吸収し、1畳で1.5キロの削減効果があるという。京都市での発表会は、浄土宗大本山清浄華院(しょうじょうけいん)の116畳の大方丈(おおほうじょう)であり、イメージキャラクターの「畳メイドと7人の小坊主たち」と振興会役員が歌と踊りを披露した。曲は振興会ホームページでも聞ける。

http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200805210107.html