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2008年05月20日(火) 21時45分

三菱ふそう元会長控訴審が結審 判決は7月15日産経新聞

 三菱自動車(大型車部門は三菱ふそうトラック・バスに分社)製大型車のタイヤ脱落事故で、リコールを避けるため国に虚偽報告をしたとして、道路運送車両法違反(虚偽報告)の罪に問われ、1審横浜簡裁で無罪とされた三菱ふそう元会長、宇佐美隆被告(67)らの控訴審公判が20日、東京高裁(永井敏雄裁判長)で結審した。判決は7月15日。

 1審は宇佐美被告らが、タイヤホイールと車軸をつなぐ「ハブ」について、強度不足データを隠匿していたことなどを認定したが、虚偽報告罪の構成要件となる国交相の報告要求はなかったと判断し、無罪を言い渡した。

 この日の弁論で検察側は1審判決の破棄を、弁護側は控訴機棄却を求めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000976-san-soci