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2008年05月20日(火) 22時30分

スペイン新国防相が出産 現職閣僚で初、産休で国会欠席朝日新聞

 【パリ=飯竹恒一】スペインで先月、女性として初めて国防相に就任したカルメ・チャコン氏(37)が19日、第1子の男児を出産した。AFP通信によれば、同国で現職閣僚の出産は初めて。産休で不在中は内相が職務を代行するが、法定の16週間まで休みを取るのかどうかは不明だ。

スペインのカルメ・チャコン国防相=AP

 チャコン氏の入閣は「男女平等」を掲げる第2次サパテロ政権の看板人事。就任後、同国軍が駐留するアフガニスタン訪問などをこなしたが、20日の国会国防委員会への出席は急きょ、キャンセルされた。

 隣国のフランスでは、昨年の大統領選候補、ロワイヤル氏が92年、妊娠を隠して入閣、環境相在任中に出産した例がある。しかし、サパテロ首相は妊娠を知りながら任命しており、その是非が議論となっていた。

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