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2008年05月20日(火) 08時11分

風俗採用面接で警官が「売春ある」と説明 被害少女話す朝日新聞

 派遣型風俗店で少女に売春させたとして、福岡県警戸畑署地域課の巡査部長前岡秀昭容疑者(56)が児童福祉法違反などの疑いで逮捕された事件で、被害少女(17)が県警の調べに「風俗店の採用面接で、前岡容疑者から勤務内容に売春行為があると説明を受けた」と話していることが19日、わかった。前岡容疑者は「売春はするなと言った」などと容疑を一部否認しているというが、県警は、同容疑者が少女に対し、売春行為や18歳未満であることを周囲に漏らさないよう口止めして働かせていたとみて調べている。

 調べに対し、被害少女は昨年11月4日に前岡容疑者から採用面接を受けた際、売春の説明を受けたと話しているという。少女を店に紹介したとされるのは元同店従業員の女(19)=同法違反などの疑いで逮捕=で、売春させることが前提だったことを認めているという。

 同店では売春行為に応じた料金も設定されていたことから、県警は、前岡容疑者らが少女を含む女性従業員約10人に日常的に売春させていた可能性が高いとみて裏付け捜査を進めている。少女は面接当日に採用されてから5日連続で計十数人の相手をさせられたとされる。

 県警によると、前岡容疑者は同店で女性従業員の送迎や面接などを行っており、店では「たなか」と名乗っていたという。

 県警は19日、前岡容疑者と元風俗店経営者の女(45)らを児童福祉法違反と売春防止法違反の疑いで福岡地検小倉支部に送検した。

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http://www.asahi.com/national/update/0520/SEB200805190007.html