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2008年05月19日(月) 22時58分

「高島易断」名乗り高額祈祷料 23日に被害電話相談会朝日新聞

 「高島易断」を名乗って易学を行う一部団体に高額の祈祷(きとう)料を取られる被害が相次いでおり、全国霊感商法対策弁護士連絡会は23日、無料の電話相談会を開く。

 同連絡会によると、被害相談は07年以降だけで約30件に上るという。典型的な手口として、チラシの数千円の「鑑相料」を見て相談に来た人に、「将来孤独になる」「死ぬことになる」などと脅し、不安や恐怖心で冷静な判断ができない状態にし、数十万〜数百万円の祈祷料を支払わせるという。

 当日は午後1時〜4時、電話(03・5367・4668)で相談を受け付ける。

 高島易断は明治時代に生まれた易学。特許庁は商標登録を認めておらず、名称に使う団体は多数ある。経済産業省は3月、「高島易断総本部」と称する宗教団体「幸運乃光」(本部・東京都)に対し、恐怖心をあおって高額な金銭を要求したとして、勧誘や契約締結を3カ月間禁じる業務停止命令を出した。

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