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2008年05月19日(月) 20時01分

<三浦元社長>「監視カメラ映像流用は名誉棄損」と提訴毎日新聞

 07年3月に神奈川県平塚市内のコンビニエンスストアで万引きしたとして窃盗罪に問われた元会社社長、三浦和義被告(60)が19日「監視カメラ映像を不特定多数に流され、名誉を傷付けられた」として、監視システム開発・販売会社「ジェイエヌシー」(東京都新宿区)と、報道機関に映像を提供したコンビニに1650万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。

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 訴えによると、同社はカメラ映像を放映したテレビ番組を編集して、自社製品の販売促進用DVDを作成。営業先に配ったり、ホームページで閲覧できるようにした。コンビニに対しては「本来の目的とは関係ない行為だ」としている。

 三浦元社長は万引きを否認しているが、ロス銃撃事件で逮捕されサイパンに拘置されているため、横浜地裁小田原支部の公判は中断。代理人の弘中惇一郎弁護士によると元社長は「早く(訴訟を)スタートしてほしい。金もうけの道具にされるのは許し難い」と話している。

 ジェイエヌシーは「万引きしても罪の意識がない人が非常に増えている。正義の火は絶やすわけにいかないので徹底的に争う」とコメントした。【銭場裕司】

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