「アラーキー」の愛称で親しまれる写真家荒木経惟さんが６月に、新企画として「母子シリーズ」と題し、裸の母子の写真を熊本市で撮る。子どもが犠牲になる事件が絶えない中、母子の姿を通して命の尊さを見つめ直すきっかけにしたいという。作品は、１１月から同市上通町の市現代美術館である「荒木経惟展」で展示される。
荒木経惟さん
同館はモデルとして、０７年１月以降生まれの赤ちゃんとその母親と募集している。１７日には撮影の説明会を開き、約２０組が参加した。妊娠５カ月という女性（３４）は、１歳４カ月の長女との撮影を申し込んだ。「この子たちが大きくなって『こんな時があったんだ』と知って色々と感じてほしいから」
撮影に参加するには説明会への出席が必要。次の説明会は３１日午前１１時から同館で。申し込みが多ければ、現在３０組の定員を増やすことも検討し、定員を超えれば荒木さんが書類選考する。問い合わせは同館（０９６・２７８・７５００）へ。
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